2019年 12月 22日
不安とプレッシャー
フィギュアスケート全日本選手権で紀平梨花選手が初優勝した。
見事な演技だった。
特にトリプルアクセルを2回成功させたのは圧巻だった。
4回転はやはり失敗した場合、ロスが多いので封印した感がある。
話は変わるがわたしは昨日、電車でなれない場所へ行って
買い物のためにわからない道を歩いた。
方向音痴だし、店まで遠いのではという心配で焦った。
不安が私を支配していた。
速く歩いて、焦り、大汗をかいた。
そのように自己を追い詰めると身体は異常をおこすことが
往々にしてある。
紀平選手は優勝インタビューで
「全然眠れず、お昼寝もできなかった。」と言っていた。
それでこの結果である。
彼女に大きなプレッシャーがあったのはいうまでもない。
全日本で勝つことはやはり難しいのだ。
そしてなによりトリプルアクセルとトリプルトウループを
連続でそろえるというのは
それだけ怖かったのだろう。
果たしてうまくいくだろうか。
ミスなしでとべるだろうか。
そんな不安やプレッシャーが彼女を支配したのは
間違い無いだろう。
そんな状況であれだけ見事な 演技をするのは
彼女ならではと思う。
きれいな表現力というまでもなくキレのあるジャンプ。
人を支配する不安とプレッシャーは
必ず克服できる。
それを見事に紀平梨花選手は
身をもって体現したのだ。
世界選手権で4回転はできるのか。
表彰台での笑顔が見てみたい気がする。