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きことわと苦役列車

芥川賞で久しぶりに2人の受賞者がでた。
それも対照的な男女。

内容もどうやらきらびやかなものと
かなり厳しい、私小説だという。

そんな話題をまいている、作品を
今月の文芸春秋は掲載している。

やはり買ってしまった。
そして、早速読んだ。
2作品はあっという間に読んだ。

それだけ魅力のある秀作である。
もちろん内容も素晴らしいが
その書きかた、手法が素晴らしい。
特に「きことわ」の朝吹さんの
微妙で時間をいったりきたりする書き方は
魅力を感じた。

そして「苦役列車」は
貫多という主人公の日々の人足の
話で、全く向上心のない、その愚鈍な生活ではあるが
心理描写や生活描写が鋭くて
面白い。
特に特殊な言葉を使うのも魅力である。

朝吹さんも特有の珍しい言葉を使い
また彼女は独特の世界観も手伝い
特殊なことは書いていないのに
不思議な感覚にとらわれる錯覚のような読後感があった。
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いずれにせよ、2作品ともすごい小説だ。
ぜひ読んでおくことをお薦めする。

ナイスな小説だった♪

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by Dopi19 | 2011-02-16 05:23 | ブックス | Comments(0)