2007年 10月 14日
ノルウェイの森 再読
「ノルウェイの森」」を文庫でも買ってしまいました。
図書館を利用されている方に怒られますね。
20代で読んだこの「ノルウェイの森」を
40代になった私が改めて読みました。
やはり長編小説としては読みやすく、いい作品です。
私は大の村上春樹ファンですが。
この小説のいいところは主人公のワタナベトオル以外に
出てくる登場人物が限られて描かれていているところです。
村上春樹さんはたいていそういう書き方をします。
そして主人公が女性を大切に、まっすぐに愛するということ。
私はこの年になっても恋愛というとさっぱり分からないのですが
この主人公の女性に対する考え方は賛同できます。
またこの小説自体が古めかしいところがないのです。
描き方が斬新ですから、読み手にも新鮮に訴えるのですね。
そして愛する相手の女性は魅力があるということ。
いろいろ事情はある相手なんですが、ワタナベは愛さずにはいられないのです。
恋愛小説としてはストレートで美しい限りです。
私はあまり恋愛小説は読まないのですが
今でも絶大に受け入れられているこの作品は
いつまでも愛され続けて欲しいと願うばかりです♪
by dopi19
| 2007-10-14 14:20
| ブックス