2007年 05月 02日
獄門島
そして昨日は獄門島、3日続けて見ております。
獄門島は難解でした。
やはり連続殺人事件が起こります。
その原因は島の「家」つまり世襲というか
世継ぎというか、そういう問題に絡んで
起こります。
時代設定が終戦後です。
だからいろいろな登場人物の設定や
その過去には、すごくややこしく、複雑な要因があります。
横溝正史さんはその点をうまく利用して
書いていたんですね。
最後に犯人と、怒涛のごとくの人物事情とその時代背景が
一気に謎解き、ならびに解明されますが
その辺はこの映画をよーく集中して見ていないと
理解できない様な気がします。
すべては「家」の相続とそれに固執した人々があう
悲しい結末です。
このシリーズはほとんど犯人は残酷な犯行を犯しますが
決して極悪人ではないので
その罪の重さに耐え切れず自ら死を選びます。
なんといっても金田一さんの描き方に
その人間性や人に対する心遣いや鋭い観察力など
魅了されるのは私だけではないはずです。
人はなぜ悪いことをするのか
それは自分だけに原因があるのではないということを
教えてくれる作品でした。
映画内容が難解なため私の文も非常にわかりにくくなりました。
ただし獄門島を見た方には通じるかもしれません。
映画は見て楽しむのが一番、文で描こうなんてのは邪道ですね♪
by dopi19
| 2007-05-02 15:35
| ムービー