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獄門島

犬神家の一族に続いて、悪魔の手毬歌、
そして昨日は獄門島、3日続けて見ております。

獄門島は難解でした。
やはり連続殺人事件が起こります。
その原因は島の「家」つまり世襲というか
世継ぎというか、そういう問題に絡んで
起こります。

時代設定が終戦後です。
だからいろいろな登場人物の設定や
その過去には、すごくややこしく、複雑な要因があります。

横溝正史さんはその点をうまく利用して
書いていたんですね。
最後に犯人と、怒涛のごとくの人物事情とその時代背景が
一気に謎解き、ならびに解明されますが
その辺はこの映画をよーく集中して見ていないと
理解できない様な気がします。


すべては「家」の相続とそれに固執した人々があう
悲しい結末です。
このシリーズはほとんど犯人は残酷な犯行を犯しますが
決して極悪人ではないので
その罪の重さに耐え切れず自ら死を選びます。

なんといっても金田一さんの描き方に
その人間性や人に対する心遣いや鋭い観察力など
魅了されるのは私だけではないはずです。
獄門島_e0083922_15344722.jpg

人はなぜ悪いことをするのか
それは自分だけに原因があるのではないということを
教えてくれる作品でした。

映画内容が難解なため私の文も非常にわかりにくくなりました。
ただし獄門島を見た方には通じるかもしれません。
映画は見て楽しむのが一番、文で描こうなんてのは邪道ですね♪

by dopi19 | 2007-05-02 15:35 | ムービー