人気ブログランキング | 話題のタグを見る

1Q84が残したもの

1Q84 Book3を読んだ。
16日に買い、17日中に読み終えたかったが
15分くらいオーバーして
18日午前12時15分頃読み終えた。

内容については触れないが
読み終えて、本当にいい作品に出会えたと
心から感銘した。

この2年間にわたり
1Q84という作品が出るぞ出るぞで
ワクワクし、Book1・2の狂想曲が巻き起こり
そして続編発表でまた注目され
今に至る。

この一連の騒ぎや期待、興奮が
私の暮らしにいきいきとした活力を与えてくれたと
言ってもいい。

作品自体が素晴らしいもので
本当に満足がいったので、本三冊の値段以上の
価値を見いだせたし、
村上春樹さんの作品全体をまた読み返そうという
気にもなった。

また多くのほかの作家のいい作品も読みたくなった。
1Q84はいい意味で私の知的好奇心を増幅させたと言っていい。

しかしである。
1Q84が一応決着した今
すべてを読み終え
その残したものは
ぽっかりあいた穴である。

私の心に穴をあけたのである。
それだけ期待感と高揚感が
この作品にあふれていて、読んでいてこんな楽しい作品は
なかなかないと思う。

読み返すこともできるが
やはり初見と2度目では
感動や慟哭の度合いが全然違うと思う。
1Q84が残したもの_e0083922_112577.jpg

1Q84で私はいい意味でも悪い意味でも
衝撃を受けた。
だからこそこの作品は大好きで、出来ればもっと村上さんには
書いてほしかった

でも物語は結末なしでは終わらない。
この終わりが私に喪失感を与えたことは確かである。
作品はこの上ない極上のもの。
ただ読み終えて、楽しみがなくなりぽっかり穴があいた心で
今生活している。

1Q84ぜひ読んでください♪

by dopi19 | 2010-04-20 11:26 | ブックス