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赤い指 東野圭吾さん

いつも東野さんの作品は最後のほうへいくたび
驚かされますが、今回も驚きました。

事件を取り巻く、いろいろな人を描きますが
主になる人物は少ないのです。

この赤い指は加賀恭一郎という一人の刑事が出る
話のシリーズでもあるんですが
今回は恭一郎とその父親の話も出ます。

もちろん殺人事件は起きます。
それは一家族の問題で
それにどう対処するかでこの小説は
進んでいきます。

つまるところ殺人事件を
隠そうとするのです。
これ以上は今売れている本ですから
書けません。

とにかく人物描写が上手で
その個人個人の発する言葉が
リアルでいいですね。

また今はいやな事件が多いですが
この小説はどこにでも起きそうな話、事件ではあります。

話は事件と、恭一郎の父親の病状とその甥の話で
進んでいきます。

また老いるとはどういうことか。
その老いや老いた人の面倒をみるということはなんなのか。
そんなテーマも出てきます。

赤い指 東野圭吾さん_e0083922_5485788.jpg
身近に感じる題材で
読みやすいのが売れている要因でもあるんでしょう。

必ずキーポイントがあるわけなんですが
そのキーがタイトルなんです・・・・

読んでください。
おもしろいです♪


by dopi19 | 2009-09-08 05:51 | ブックス