2009年 09月 08日
赤い指 東野圭吾さん
驚かされますが、今回も驚きました。
事件を取り巻く、いろいろな人を描きますが
主になる人物は少ないのです。
この赤い指は加賀恭一郎という一人の刑事が出る
話のシリーズでもあるんですが
今回は恭一郎とその父親の話も出ます。
もちろん殺人事件は起きます。
それは一家族の問題で
それにどう対処するかでこの小説は
進んでいきます。
つまるところ殺人事件を
隠そうとするのです。
これ以上は今売れている本ですから
書けません。
とにかく人物描写が上手で
その個人個人の発する言葉が
リアルでいいですね。
また今はいやな事件が多いですが
この小説はどこにでも起きそうな話、事件ではあります。
話は事件と、恭一郎の父親の病状とその甥の話で
進んでいきます。
また老いるとはどういうことか。
その老いや老いた人の面倒をみるということはなんなのか。
そんなテーマも出てきます。
読みやすいのが売れている要因でもあるんでしょう。
必ずキーポイントがあるわけなんですが
そのキーがタイトルなんです・・・・
読んでください。
おもしろいです♪
by dopi19
| 2009-09-08 05:51
| ブックス