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三浦しをんさん まほろ駅前多田便利軒

直木賞受賞作ということで読んでみました。
読みやすく、また心がなごむ作品でした。

主人公の多田と行天は男性です。
著者の三浦さんは女性ですがよく男心をうまく描くなあと
感心しました。

タイトルだけ読むと、なんだか田舎のオモシロ話かとも
思うのですが、
まほろというのは東京の一架空市。

ですから便利軒とは言え、
いろいろな案件が舞い込むわけで、
しかもややこしくなりつつ
しかも多田と行天は首を突っ込むという
話の進み方ですから
ふつうの小説ではないのです。

この小説は人間の幸せや悲しさ、
孤独や愛情を遠からず描いているような気がします。

描き方はストレートで
でも細かい表現はないのに
なぜだかこちらにひしひしと伝わります。
三浦しをんさん まほろ駅前多田便利軒_e0083922_6102123.jpg

多田の行天も憎めないのに
なんとなく胡散臭い奴で
この小説のキーパーソンです。

まほろという架空都市では
いろいろなことが起きます。
でも多田と行天は今日も解決するために
奔走するのでしょうね。

おもしろかったです♪


by dopi19 | 2009-09-03 06:10 | ブックス